相続税課税件数の増加
平成25年度に行われた税制改正以降、相続税の課税件数が急増していることをご存じでしょうか。
基礎控除が「3000万円+600万円×法定相続人の数」へと引き下げられ、相続税の対象となる方が増えたためです。
出典:「相続税と贈与税を知ろう」(財務省)https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei0110/04.htm(2022年1月24日に利用)
相続税はできる限り減らしたいとお考えの方に相続税を減らす方法をご紹介いたします。
相続税を減らす3つの方法
まず相続税は下図のように計算します。
上記の計算をふまえると、相続税を減らす方法は3つあります。
①相続財産を減らす
②非課税枠を活用する
③財産の分け方を考える
生前贈与によって相続財産を減らしたり、養子縁組で法定相続人を増やしたりされる方もいらっしゃいますが、
今回は比較的利用しやすい、『生命保険の非課税枠』の活用について詳しくご説明します。
生命保険の非課税枠
生命保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があります。
これを活用することで、相続税を減らすことが可能です。

非課税枠の有無によって、相続税に大きな差が出てくる可能性があります。