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車検証が電子化されます🚗

2022.07.06

2023年1月より、ICチップ搭載の電子車検証が導入されることとなりました。
軽自動車については車検証の交付元が違うため2023年12月まで経過措置がとられ、本格導入は2024年1月からの予定となっています。

現在の車検証

実は2004年から車検証の情報はデジタル化されており、車検証には複数のQRコードが掲載されています。
このQRコードには車検証に記載の基本データなどが記録されており、スマートフォンでも一部データを読み取ることが可能です。

QRコードは車検証の偽造防止、陸運局や指定整備事業者の業務効率向上/簡素化のために設けられました。
指定整備事業者はこのデータを使い、OSS(ワンストップサービス)で運輸支局等への検査登録などの申請、税・手数料の納付をインターネット上で一括して行うことが可能になりました。

車検証の電子化

QRコードの導入によって業務が簡略化されましたが、指定整備事業者が運輸支局等へ審査を申請→通過後に発行される車検証、検査標章の受け取りには運輸支局への来訪が必要です。
そこで今回、国が一定の要件を備える業者にICの書き換えと検査標章の印刷を委託する制度を創設し、現在準備が進められています。
これにより

 ■申請者の物理的移動の負担軽減

 ■審査完了からユーザーへ車検証・検査標章の受け渡し日数の短縮

が可能となります。
その他メリットとしては

 ■現行の車検証よりもサイズが小さく、保管がしやすい

 ■スマートフォンアプリで車検証の記載情報を閲覧することができる

 ■スマートフォンアプリから車検証情報ファイルを出力することができる

 ■スマートフォンアプリに車検証有効期間更新時期の通知が届く

 ■スマートフォンアプリでリコール情報などが確認できる

などが挙げられ、今後さらに便利になることが期待されます。

電子車検証の仕様


出典:「道路運送車両法施行規則等の改正について」(国土交通省)

”電子化”ですが、小さなICチップが発行されるのではなく、A6サイズより少し横長(縦105mm/横177.8mm)の厚紙にICタグが貼り付けられるとのことです。

電子車検証の券面には車名、型式、車台番号、使用者氏名などの車検や引っ越しでの変更登録の影響を受けない範囲の基本的情報が記載され、その他の情報は新しく車両ごとに付与される車両識別符号(車両ID)や先述の基本的情報とともにICタグへと記録され、変更登録の都度書き換えられることとなります。

今後期待すること

現在、乗用車の車検有効期限は新車が初年度登録から3年、以降は2年毎となっています。
これまでに制度は数回改正されてきたものの、車両の品質向上を反映して改正された1995年以降は見直されていません。
それから四半世紀以上経過し、車両品質は著しく向上していますので、このたびの車検証の電子化をきっかけに車検制度の改正も進めてほしいところですね。